6車線化に着手! 名神「一宮IC~一宮JCT」 渋滞名所に抜本対策 道路幅変えずに
渋滞対策いろいろやってきたけど、これだ!
中京圏屈指の渋滞ポイント抜本改良へ
NEXCO中日本は2021年12月22日(水)、名神高速の一宮IC~一宮JCT間について、6車線化(片側3車線化)による抜本的な渋滞対策工事に着手すると発表しました。
同区間は1日9万台が通行。一宮ICに名古屋高速16号一宮線が、一宮JCTに東海北陸道が接続しており、名古屋~岐阜の行き来で名神をわずかな区間利用するクルマも多く、朝夕の通勤時間帯などに激しい渋滞が年間約1400回(2019年)発生しているとのこと。
このため、現状の道路幅を変えずに、車線幅や路肩幅を変更し、4車線を6車線に改良するといいます。1車線の幅は3.60mから3.25mに。また路肩の幅が現在より狭くなるため、緊急時に車両が停車できるよう非常駐車帯を設置するそうです。
同様の渋滞対策を実施した東名高速の音羽蒲郡IC~豊田JCT間では、交通集中による渋滞回数が約9割削減されたこともあり、「本区間においても大幅な渋滞削減効果が期待されます」(NEXCO中日本)ということです。
この区間をめぐっては、ICやJCTの加速車線から本線への合流部に、連続してラバーポールを立てることで合流地点を絞り、規則正しく1台ずつ交互に合流する「ファスナー合流」を促す対策などが実施され、効果を挙げてきたものの、引き続き渋滞が発生している状況だといいます。
一方、名古屋高速を一宮IC方面から北へ延ばし、名神を介さず東海北陸道の一宮木曽川ICへ直結させる、「名岐道路(一宮~一宮木曽川)」の計画もありますが、事業化には至っていません。
【了】
コメント