激動! 鉄道駅の開業・廃止・改名・リニューアルを振り返る【できごと2021】
駅名変更や新駅設置決定のニュースも
●「日本一長い駅名」が記録更新 わずか9ヶ月で「新たな王者」誕生
2021年の幕開けである1月1日のトピックが、富山地方鉄道富山軌道線の「富山トヨペット本社前(五福末広町)停留場」が「トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)停留場」に改称したことでした。文字数25文字、読みでも32文字と駅名の長さは日本一。同年に同じく改称で誕生した、嵐電北野線の「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」駅を上回り、9ヶ月ぶりの記録更新となりました。
●駅名改称
駅名改称は上記の以外にも、3月に西武山口線・多摩湖線の「西武遊園地駅」が「多摩湖駅」に、同じく山口線の「遊園地西駅」が「西武園ゆうえんち駅」に。秋田内陸縦貫鉄道では「阿仁前田駅」が「阿仁前田温泉駅」に改称。6月には神戸新交通ポートアイランド線の「京コンピュータ前駅」が「計算科学センター駅」となっています。
●新駅の駅名決定
10月には、京葉線の新習志野駅と海浜幕張駅とのあいだに2023年春開業予定で設置工事を進めている新駅の駅名が「幕張豊砂(まくはりとよすな)」に決定しました。また、2024年春の開業をめざす北陸新幹線の新駅の駅名は「越前たけふ」に決定。北陸新幹線では初の「ひらがなを含む駅名」となります。これに合わせ、同じ読みである福井鉄道の越前武生駅は2023年度に「たけふ新」駅に改称される予定です。
●新駅設置決定
JR西日本は1月に山陽本線の姫路~英賀保間に新駅を設置すると発表。3月にはJR九州が日豊本線の竜ヶ水~鹿児島間に新駅を設置すると発表しています(2024年度開業予定)。
関東エリアでは、神奈川県と藤沢市、鎌倉市が2021年2月8日(月)、東海道本線の村岡新駅(仮称)設置についてJR東日本と合意し、覚書を締結したと発表しました。
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以上のように、2021年は駅に関しての話題が豊富でした。前述のように来年はJR北海道7駅とJR東日本2駅の廃止が決定。駅名改称や新駅開業なども予定されており、話題は事欠かないでしょう。
【了】
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