日本飛行機 米海兵隊が運用するMV-22「オスプレイ」の整備機体を初受託

日飛のほかにスバルでも整備可能です。

厚木基地に隣接する事業所でメンテナンス実施

 アメリカ海軍航空システム・コマンド(NAVAIR)は2022年2月15日(火)、重整備が必要なMV-22B「オスプレイ」の最初の機体を、日本飛行機(横浜市金沢区)に引き渡したと発表しました。

 これはメンテナンス・リペア・オーバーホール(MRO)契約に基づくもので、委託したのは西太平洋・艦隊即応センター(FRC WESTPAC)が管理する、アメリカ海兵隊第265海兵中型ティルトローター飛行隊「ドラゴンズ」の機体とのこと。なおこの飛行隊は普段、沖縄県の普天間基地に駐留しています。

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厚木基地に駐機するアメリカ海兵隊第265海兵中型ティルトローター飛行隊のMV-22「オスプレイ」。奥に見える「NIPPI」の文字が入った建物が日本飛行機の厚木工場(画像:アメリカ海軍)。

 日本飛行機は、神奈川県大和市に航空機整備のための事業所(厚木工場)を設けていますが、ここはアメリカ海軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地に隣接しています。ここでは1950年代初頭からアメリカ軍と自衛隊、双方の航空機に関して受託整備を行っており、アメリカ海兵隊のハリアー垂直離着陸戦闘機なども扱った実績を有しています。

 日本飛行機の事業所は、アメリカ本土外において「オスプレイ」の各種メンテナンスが可能な数少ない場所だとのこと。そのためにアメリカ海軍の西太平洋・艦隊即応センターは2015(平成27)年から、ここで「オスプレイ」の整備やオーバーホールができるよう、新たな契約を締結していたそうです。

 西太平洋・艦隊即応センターが管理する機体は、おもにアジア太平洋地域の航空機がメインであるものの、必要ならば世界中に点在するアメリカ海軍ならびに海兵隊の航空機を受け持つことができるとしています。

 今回のMV-22初委託について西太平洋・艦隊即応センター司令官のケビン・ライアン中佐は「日本飛行機は、FRC WESTPACが受け持つ別の複数の航空機ラインで高いメンテナンス能力を実証しており、V-22の整備ラインでも同程度の品質水準が期待できます」とコメントしています。

【了】

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