消える京王「京王八王子発北野行き」 乗ったら即終点の“ひと駅列車”なぜ存在? 本数増の路線も

京王電鉄が平日のみ運転していた「京王八王子発北野行き」の列車が消滅します。たったひと駅だけ運転する短距離列車、ほかの路線では2022年春のダイヤ改正でどのように変わるのでしょうか。

乗ったら次は終点の激短列車が消滅

 京王電鉄が2022年3月12日(土)にダイヤ改正を実施します。今回の改正では京王ならではの種別「準特急」が、「特急」と統合して消滅することが話題となっていますが、他にも珍しい列車の設定がなくなりました。
  
 それは平日のみ運転されていた「京王八王子発北野行き」です。始発駅の京王八王子駅を午前9時24分に発車すると次は終点の北野駅という、ひと駅だけ運転。平日の運転であることからダイヤ改正日前日の3月11日(金)をもって運転を終了します。

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笹塚駅に進入する9000系電車の笹塚始発各駅停車新宿行き(伊藤真悟撮影)。

 反対方向の「北野発京王八王子行き」は平日5本、土休日4本の設定でしたが、ダイヤ改正後は平日1本のみに(北野6時11分発→京王八王子6時14分着)。土休日に設定の「笹塚発新宿行き」は時刻が変更となりますが存続します。

 この結果、ダイヤ改正後における京王線の「ひと駅列車」は、平日の「北野発京王八王子行き」と土休日の「笹塚発新宿行き」だけとなってしまいます。なお、京王競馬場線のような起点と終点だけの路線の列車は引き続き残ります。

【ダイヤ改正後の「ひと駅列車」をサッと見る】

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