消える京王「京王八王子発北野行き」 乗ったら即終点の“ひと駅列車”なぜ存在? 本数増の路線も
北総鉄道、JR埼京線・京葉線は?
北総鉄道では2月26日(土)にダイヤ改正を行っていますが、ひと駅だけを走る「印西牧の原発印旛日本医大行き」と「印旛日本医大発印西牧の原行き」が、改正後も存続しています。
ダイヤ改正前、「印西牧の原発印旛日本医大行き」は平日3本、土休日4本でしたが、改正後は平日3本、土休日3本となり、土休日に1本が減少。逆方向の「印旛日本医大発印西牧の原行き」は平日2本、土休日14本から平日4本、土休日12本となっています。「印旛日本医大発印西牧の原行き」は土休日に2本減となりましたが、平日は2本増加しています。
北総鉄道の「ひと駅列車」は、東京メトロ日比谷線と同様に、印西牧の原~印旛日本医大間に印旛車両基地があり、車両基地とつながっている線路が印西牧の原駅側しかないために設定されているものです。
JR東日本では、ひと駅だけを走る列車として、埼京線の「新宿発池袋行き」「池袋発新宿行き」、京葉線の「西船橋発南船橋行き」「南船橋発西船橋行き」および「海浜幕張発新習志野行き」がありますが、両路線とも3月のダイヤ改正後も存続。本数の変更もありません。また、新京成電鉄で平日・土休日とも早朝に運転されている「新津田沼発京成津田沼行き」ですが、新京成電鉄の新京成線では3月にダイヤ改正は行われないため、こちらも存続です。
2022年春のダイヤ改正後における東京近郊の「ひと駅列車」、京王電鉄とそれ以外の鉄道事業者では対照的なものとなっています。
【了】
※一部修正しました(3月10日19時38分)。
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