見納め間近? 東京メトロ初代有楽町線「7000系」 長くなったり短くなったり半世紀

残るは8両編成2本のみ

 次の転機は、有楽町線・副都心線用の新型車両17000系の登場です。

 東京メトロは2019年11月11日に17000系の導入を発表。2020年1月に10両編成1本が落成したのを皮切りに、2021年4月からは8両編成も登場。2022年3月9日現在で10両編成6本(60両)と8両編成13本(104両)の計164両の陣容となっています。

 17000系の導入により7000系は順次廃車が進み、10両編成は2021年10月をもってすべて廃車となりました。8両編成も2022年3月7日に「7116編成」が和光検車区から新木場車両基地に廃車回送されたことで、残るのは1989(平成元)年に製造された「7133編成」と「7134編成」のわずか2本です。

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7000系の10両編成は一足早く消滅した。写真は2021年4月に廃車となった10両編成の7102編成(2021年1月、伊藤真悟撮影)。

 東京メトロは2022年度までに17000系を21本計180両を導入するとしています。まだ導入されていないのは8両編成2本で、17000系の導入完了により7000系が見納めとなる日が近づいています。

【了】

【写真】ゴールド帯の7000系 営団時代も

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コメント

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1件のコメント

  1. 床が高く、窓が低かった。