ウクライナの「根こそぎ動員」兵士の数はMAXどこまで増やせるか 大戦中の日本は?

2月24日から始まったロシアによるウクライナ侵略。これに対し同国は「国民総動員令」を発令し、18~60歳男性の出国を禁止しました。これによりウクライナ軍は、どれだけの国民を兵士として動員できるのか検証します。

頭数ではロ軍を圧倒し得るウクライナ軍

 ウクライナは敵国と地続きで、国家存亡の危機ですから、日本の現役兵+召集兵と同等の根こそぎ召集を行うと考えられます。

 18~60歳のウクライナ人男性は、前述したように推定1240万人。この人数には現役兵である約21万人のうち、女性約3万人を除外したおよそ18万人が含まれますから、「ウクライナ人で徴兵できる男性人口」は概ね1225万人ほどいえるでしょう。

 この1225万人を根こそぎ動員(44.2%)すると、約541.5万人の計算となります。これに女性を含む現役兵約21万人と、海外からの義勇兵約2万人を加えた564.5万人が「ウクライナで戦える頭数の大ざっぱな目安」になります。

 もちろん、この約564万人は日本の事例を基にした筆者(安藤昌季:乗りものライター)の推測であり、実数は相当に異なるでしょうが、数百万人が動員できることは間違いないでしょう。

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開戦前に「ジャベリン」対戦車ミサイルの扱い方を訓練するウクライナ軍兵士(画像:ウクライナ国防省)。

 ウクライナは、かつては陸軍大国で、1991(平成3)年の独立時には約78万人もの兵力を有していました。2022年現在の60歳は、逆算すると当時の29歳ですから、年長の世代は軍事訓練を受けた人口が多いと考えられ、訓練を全く受けたことがない「単なる民間人を徴兵」するより、有利だと考えられます。

 対するロシア軍は、判明している限りで正規軍19万人+義勇軍1万8000人+シリア民兵4万人で24万8000人です。その約23倍の敵意あるウクライナ国民を、圧倒的小人数で制圧する形だといえます。

【聖ジャベリンだけじゃない】ロシアに立ち向かうウクライナ軍兵士 写真で見る

ロシア軍のウクライナ侵攻 最新情勢 戦争はどうなっているのか

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