どうして「ホンダジェット」が青森に!? 超充実の「新・三沢航空科学館」に潜入してみた

「ホンダジェット」がなぜ三沢に

 藤野氏は2006(平成18)年からHACI代表取締役社長に就任。この機の開発から、「ホンダジェット」シリーズがビジネスジェットの金字塔を次々打ち立てるメガヒット作になるまでの中心人物となりました。

 三沢航空科学館にある技術実証機はHACIが青森県に寄贈したもの。藤野社長が青森県弘前市で育った人物であることも、同館に展示されている一因とされています。

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三沢航空科学館の入り口(2022年3月、乗りものニュース編集部撮影)。

 そしてもちろん、同科学館に展示されているものは、「ホンダジェット」だけではありません。

 たとえば1931(昭和6)年に、現在の三沢市の海岸を出発し、世界初の太平洋無着陸横断飛行に成功した「ミス・ビードル号」や、青森県五戸町名誉町民である木村秀政氏が陣頭指揮をとった国産ターボプロップ旅客機YS-11が展示され、屋外にも国内では貴重な「ファイティング・ファルコン」と呼ばれる傑作戦闘機F-16などが展示されています。

 なお、三沢航空科学館は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、4月11日(月)まで臨時休館となっています。

【了】

【写真レポ】三沢航空科学館に潜入した!(74枚)

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