懐かしの山手線205系、その後どうなった? 国鉄のコスパ電車はいかに重宝されたか

国鉄が山手線で使用していた103系を捻出するために投入したステンレス車体の通勤形電車205系。その後、E231系500番台の登場で205系は各地に分散しました。2代前の山手線、いまどこで走っているのでしょうか。

山手線の205系は車両番号に法則あり

 現在、JR東日本の山手線ではE235系電車が使われていますが、その2代前は205系電車が使われていました。

Large 20220418 01
山手線で使われた205系。写真は10両編成時代でスカート(排障器)取り付け前の姿(1990年、伊藤真悟撮影)。

 205系は、国鉄時代の1985(昭和60)年に登場した通勤形電車。それまで山手線で使われていた103系電車を横浜線と武蔵野線の輸送力増強に充てるために投入されたものです。

 当時は中央線に201系電車が投入されていましたが、国鉄はさらなるコストパフォーマンスを図るため、山手線へは201系ではなく、車体を軽量ステンレスとして界磁添加励磁制御という制御方式を採用した新形式の205系を投入したのでした。

 山手線用の205系は、最初に投入された第1編成から第4編成までは「量産先行車」とも言われ、車体側面の窓は上段が下降して下段が上昇する2段窓(通称:「田窓」)でした。しかし、第5編成からは一段下降式の窓に変わり、車体側面のイメージが変わりました。

 JR化後の1988(昭和63)年6月までに第60編成まで投入されましたが、JR東日本になってから投入された山手線の205系は第35編成から第40編成が欠番となりました。これは、国鉄時代に東海道・山陽本線(京阪神緩行線)に投入された205系の先頭車の番号が35から38で番号の重複を避けることと、編成番号と編成内の車両番号の法則を保つためだったからです。

 具体的には、先頭車の車両番号=編成番号で、編成に2両組み込まれる付随車(サハ205形)の車両番号は編成番号×2とそのマイナス1。電動車(モハ205形・モハ204形)の車両番号は編成番号×3とマイナス1、マイナス2というものでした。

 そのため、山手線に投入された205系は10両編成54本の計540両です。

【写真】山手線205系 国鉄時代からの足跡をサッと見る

【鉄道特集】往年の名車、活躍中のエース どんな車両? 国鉄時代の思い出も

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  3. 「知らなかった!」SNSで話題に 高速道路の“2つ並んだ赤い三角コーン”、実は超重要な「ある合図」だった! NEXCO公式が投稿
  4. 神奈川県警の“バイクは自転車レーン走るな”投稿にツッコミ殺到! 「自転車にも車にもバイクにも迷惑です」…何が問題に?
  5. 史上最大の軍艦より135mもデカい!? 旧海軍「大和」を凌ぐ『エースコンバット8』の新ボス「陸上戦艦」の衝撃スペックとは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号