来たぞ!ATR「新型旅客機」計画 見た目は現行機そのもの… 何が違う? 最速2023年より開始
名前は「EVO」だそうです!未来的!
新型プロペラなどを搭載「エコ」を主眼に
ヨーロッパのリージョナル(地方間輸送)航空機メーカー、ATRが2022年5月18日、同社のベストセラーリージョナル航空機ファミリーの次世代機となるATR「EVO」計画を発表しました。同社は今後数か月の間に、航空会社、エンジンメーカー、システムプロバイダーと連携を図り、2023年までに本計画を開始することを目指すとしています。
「EVO」のビジュアルイメージとして公開された画像は、現行の「ATR42/72」シリーズの系譜を次ぐものと見られますが、「新型機は、性能、経済性、持続可能性を大幅に向上させる革新的な技術を包含している」としています。
「EVO」は新型プロペラ、改良された客室やシステムを含む新たなエコデザインを採用し、これまで同様の双発ターボプロップ機のままで、持続可能な航空燃料(SAF)を100%使用して運航できるようになるとのこと。使用燃料20%・整備費20%を削減することで、運航コスト削減を実現し、さらに経済的な航空機になるとも。より軽量なバイオ素材を多く使用することにより、客室仕様の性能向上も期待されるとのことです。
ATRのステファノ・ボルトリ最高経営責任者(CEO)は。「SAFを100%使用した場合、CO2排出量はゼロに近くなります。ATR『EVO』が市場に導入されれば、航空業界における脱炭素社会の実現に向けた道を切り拓くことになるでしょう」とコメントしています。
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