操縦者を守れ! 空自唯一「航空医学実験隊」を取材 パイロットは地上でも過酷訓練

F-15とF-2、2種の戦闘機に対応するための工夫とは?

 航空医学実験隊は、隊司令をトップとして、その下に総務部、第1部、第2部、第3部、第4部が編成されています。総務部はその名のとおり、隊の総務や人事、企画に関する業務を担う部署で、実際に調査・研究を行っているのは、第1部から第4部までになります。

 第1部は作業能率の向上や安全対策について、心理学的、人間工学的な調査研究を実施しているほか、研究などに関係する物品の調達業務も担う部署。対して第2部は、各種航空環境下における搭乗員などの生理学的、生化学的、そして薬化学的見地から調査・研究を実施。第3部は臨床航空医学に関する調査・研究を担当しており、航空医学適性の評価も行っているそうです。

 第4部は航空生理訓練の実施および訓練方式に関する調査研究と、救命装備品の実用試験などを実施している部署になります。今回は、この第4部で遠心力発生装置や低圧訓練装置などを見せてもらいました。

Large 220610 jasdfal 02

拡大画像

入間基地の一角に建つ航空医学実験隊の庁舎(柘植優介撮影)。

 遠心力発生装置とは、文字どおり被験者に人工的に作り出した遠心力(G)を加え、高G環境の体験とその対処法を修得させるための装置です。

 装置は回転構造のアームの先に航空機のコックピットを模したゴンドラが付いている形で、このゴンドラのなかに被験者が乗り込み高G環境を体験できるようになっています。

 説明によると、ゴンドラ内部は航空自衛隊の2種類の戦闘機、F-15JとF-2どちらにも対応できるというハナシで、中を見せてもらうと操縦桿が2本用意されていたのが特徴的でした。

【航空医学実験隊の英称は?】訓練修了の証「低圧訓練証」ほか

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。