パトカー? 赤灯付けた青いCX-8に乗る“刑務官” 法務省の実力組織「特別機動警備隊」とは

東京ビッグサイトで開催された危機管理産業展に、法務省の特別部隊「SeRT」が初めて装備品展示で姿を見せました。警察ではなく法務省の実力組織、どのような業務をしているのか、隊員に直接ハナシを聞きました。

法務省「特別機動警備隊」の役割

 特別機動警備隊が作られた背景には、東日本大震災で矯正局職員が被災地救援で実績を残したことと、頻発・激甚化する自然災害や将来起こり得る巨大地震に備えるため、高い能力を持った自己完結型の常設部隊が求められていたことが挙げられます。

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特別機動警備隊に配備されているレスキューキッチン(深水千翔撮影)。

 矯正局はこれまで、刑務所などの矯正施設で非常事態が発生した場合、あらかじめ指名された職員によって臨時に組織される管区機動警備隊を派遣して対処していました。

 しかし、これは非常設の部隊で、隊員はそれぞれ所属する刑事施設にて本来の業務に従事していることから、隊員の招集や必要人員の確保に時間がかかり、一体的な運用に支障が出ていたのです。

 一方で、刑務所は建物が頑丈にできているうえ、独自に非常食を蓄えていることから、地方自治体が矯正施設を防災拠点とする動きも広まっています。加えて災害発生時に、矯正施設が持つ保安警備力を地域住民のために提供することも求められつつありました。

 このため特別機動警備隊は、「警備」と「災害」の両方に対処が可能な専門部隊として位置づけられています。ゆえに危機管理産業展では、警察の機動隊などが用いる出動服とプロテクターを組み合わせたもの以外に、消火活動で使用する防火服が展示されていました。

【ジャスティース!】SeRT指揮官車の車内や所属を表すワッペンなど

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