「60年前の路線バス」今とどう違う? 丸いボディ 高い床 ロングシート…バスの“進化”実感

北海道旭川市内を走っていた60年前の大型路線バスが復元され、現代の路線バスと並んで展示されました。かつてのバスに見られた、丸みを帯びたリベット打ちのボディ、現代からすればかなり高い床など、60年でバスがどう進化したかを実感できました。

地上から床まで“かなり”高かった ツーステップバスからノンステップへ

 バスに乗降する際に足をのせるステップの位置や床の位置にも注目です。三菱MR430の地上から最初のステップまでの高さ(ステップ地上高)は約40cm。さらに2段ステップをのぼった床までの高さは地上から約120cmあり、特に子どもやご高齢の方などは、しんどく感じるかもしれません。

 これに対して、三菱エアロスターノンステップの地上から最初のステップまでの高さは31cm~32cm。加えてノンステップ構造のため、乗り降りがしやすいのが特長です。車いす用のスロープや、その設置スペースの確保など、各所にバリアフリー設計が施されているのも見逃せません。

 ノンステップバスは日本でも1990年代後半から普及し始めましたが、関係者によるさまざまな試行錯誤や「標準仕様ノンステップバス認定制度」の創設、法整備などのおかげで、現在では全国的に当たり前の存在となりつつあります。ちなみに、旭川電気軌道は北海道内のバス会社の中でもいち早くノンステップバスを大量導入するなど、バリアフリー対策に積極的に取り組んでいることでも知られています。

実はコスパ良? LEDになった行先表示

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三菱MR430の後部。行先表示は小型のサボを設置することで対応している(須田浩司撮影)。

 行先表示の方式においても、60年の進化を伺い知ることができます。三菱MR430が登場した当時、行先の表示方法は方向幕または「サボ」と呼ばれる行先標が主流でした。旭川電気軌道の三菱MR430の場合、方向幕は前面のみに採用され、側面と後面は小型のサボを設置(レストア後は側面のサボを省略)。方向幕は手動式となっており、車内で確認できる小窓を見ながら、手元でくるくるまわして行先をセットします。行先表示の大きさも、現在のバスと比較すると小さいことが分かります。

 これに対して、三菱エアロスターノンステップの行先表示はLED(発光ダイオード)方式を採用。前面のほか、側面、後面にLED表示器を設置しています。

 LED表示器は2000年頃から普及し始め、多くのバスに採用されています。単色のLED表示器が主流ではありますが、フルカラーLED表示器が徐々に普及し始めています。初期コストは多少かかりますが、多彩な行先表示が可能であるほか、豊富な行先情報をデジタルデータで管理できるため、ランニングコストの削減につながるというメリットも。普段あり得ない種別や行先表示なども比較的簡単に表示させることができるのです。

【ロングシートが懐かしい!!】現代に蘇った60年前のバスを徹底チェック(写真)

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コメント

3件のコメント

  1. 懐かしいです、丸いテールのバス。大好きでした。

  2. 庇(ひさし)カッコいい

  3. 座席数が減少傾向なのに「進化」と呼ぶのは違和感がある

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