デロリアンの元ネタ? 若きジウジアーロが手掛けた異形のクーペ 本人と再現へ Hyundai
確かにちょっとデロリアンっぽい?
復活した伝説のコンセプトカー
韓国の自動車メーカー、ヒョンデ(Hyundai)は2022年11月、デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロ氏とコラボし、1974年に登場したヒョンデ「ポニークーペコンセプト」を再現するプロジェクトを始めると発表しました。
同車はヒョンデが自動車メーカーとして誕生間もない1974年に、ジウジアーロ氏にデザインを依頼したモデルです。
ポニークーペは当時のトリノモーターショーで公開され、V字形のノーズ、円形のヘッドランプ、折り紙のような幾何学的なラインを備えたデザインを世界市場へアピールしました。
北米市場と欧州市場向けに開発が進められていたものの、世界的な経済不況の中、量産直前の1981年にプロジェクトは中止。しかし同社にとって、その後の独立生産モデルにも影響を与えた、重要なクルマになりました。
また、このコンセプトデザインは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で使用されて有名になったジウジアーロ氏デザインの「デロリアン・DMC12」に大きなインスピレーションを与えたといわれています。
今回、同車を再現するにあたり、ジウジアーロ氏が率いるGFGスタイルスタジオにデザインを依頼、ジウジアーロ氏は「当時、私はまだ若く、デザイナーとしてのキャリアをスタートさせたばかりでしたが、これから激しい競争が繰り広げられるグローバル市場に挑戦する企業や国のために、クルマをつくる責任を自分が負っていることに、大きな誇りを感じていました」と振り返り、「ヒョンデからこのクルマをリビルドするよう依頼されたことを深く光栄に思っています」と心境を明かしました。
なお、復刻したコンセプトカーは、2023年春に公開される計画です。
【了】
な、わけないだろ。ち、始まったよまた「うちが元祖」ってやつ。