「次期戦闘機」は“戦闘機の開発”じゃない 日英伊が目指すもの 実は名前からも明らか

次期戦闘機の開発が日英伊の三国共同開発に決まりました。それぞれの国が求める、全く新しい戦闘機。その姿を予測することは難しいものの、単なる“戦闘機の開発”ではないことは明らかです。プロジェクトを基本のキから見ていきます。

「戦闘機」と考えていては本質を見誤る?

 前に述べたように、イギリスとイタリアはテンペストを将来航空戦闘システムの一構成要素と位置づけています。現代の戦闘機は、それ単体あるいは戦闘機部隊だけで戦うのではなく、AWACS(早期警戒管制機)やAEW(早期警戒機)などの航空機や地上のレーダーなどと密接な連携が求められています。両国が開発しているFCASは、これらに加えて情報収集衛星や艦艇、地上部隊、協働するUAS(無人航空機システム)など、より広範な軍事資産との連携を想定しています。

 つまり、単に戦闘機を三ヵ国で開発するだけではないということです。仮に戦闘機だけを共同開発するのであれば、プロジェクト名は「GFAP」(Global Fighter Aircraft Programme/グローバル戦闘機プログラム)か何かになったはずです。

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航空自衛隊F-2戦闘機はアメリカとの共同開発だった(画像:航空自衛隊)。

 しかしプロジェクト名が「戦闘機」(Fighter Aircraft)ではなく「戦闘航空」(Combat Air)となったあたりから見て、航空自衛隊のF-2後継機も単なる戦闘機ではなく、航空自衛隊はもちろん、陸海自衛隊や同盟国・友好国の持つ軍事的資産と広範に連携する、戦闘航空システムの一構成要素となる可能性が高いと考えられます。

 GCAPに関する首脳の共同声明にも、(次世代戦闘機が)「複数の領域を横断して機能する、より幅広い戦闘航空システムの中心的存在」になるという希望を、三か国が共有していると明記されています。

【模型アリ】次期戦闘機の元になる英「テンペスト」(写真)

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コメント

1件のコメント

  1. Grobal でなく Global では。

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