陸自第1空挺団の年頭行事「降下訓練始め」日米英豪の4か国で実施

オーストラリア軍も自由降下に参加しました。

米英豪も参加した4か国合同の訓練展示

 陸上自衛隊唯一の落下傘部隊である第1空挺団は2023年1月8日(日)、千葉県にある習志野演習場で「令和5年降下訓練始め」を実施しました。

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航空自衛隊のC-130H輸送機から飛び出す陸上自衛隊第1空挺団の隊員たち(乗りものニュース編集部撮影)。

 今回の降下訓練始めには自衛隊から隊員約1000名、車両約20両、航空機約20機が参加。空挺団長の若松純也陸将補などによる空挺降下ののち、演習場の一角を島に見立て、敵に占拠された離島を奪回するというシナリオで訓練展示が行われました。

 今年は3年ぶりに一般公開での開催となったほか、アメリカ軍やイギリス軍、オーストラリア軍などからも計100名が参加し、多国籍訓練として実施されたのが特徴です。

 具体的には、横田基地に所在するアメリカ空軍第374空輸航空団所属のC-130J輸送機から空挺団員がパラシュート降下したり、アメリカ海軍第5空母航空団所属のMH-60多用途ヘリコプターでヘリボーンしたりしたほか、実際にアメリカ陸軍の第82および第11空挺師団や第1特殊部隊群(通称グリーンベレー)、イギリス陸軍第16空中強襲旅団の兵士らが上空からパラシュート降下し、陸上自衛隊員とともに活動するといったシーンも披露されました。

 訓練は浜田靖一防衛大臣らも見学。訓練終了後に訓示を行ったほか、日米英豪の4か国指揮官による空挺徽章の交換式も行われました。

【了】

※一部修正しました(1月8日12時55分)。

【米英軍兵士の姿も】令和5年降下訓練始めの様子をイッキ見

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