通勤電車に畳とちゃぶ台…“元・東急車”が大化け 前代未聞のイベント列車が登場
まさかこんな日が来るとは…!
弘南鉄道のイベント列車
青森県の津軽地方で鉄道を運行する弘南鉄道が2023年1月、自社のイベント用に使う弘南線の7000系電車1本を、お座敷車両としてリニューアルしました。ウイズコロナとバリアフリーに対応したといいます。
車内は「和」の雰囲気を持ち合わせたデザインへ。一部の座席は畳です。用途に応じてバリーション豊かな車内レイアウトが可能だといい、床面にも畳を敷いてお座敷列車として運行できます。テーブルも10卓が設置可能です。
車内にはほかにも、沿線観光施設の壁画や木彫刻が設置されています。木彫品は、同社が毎夏に運行している「金魚ねぷた列車」をモチーフにしたもの。今後は、沿線の観光コンテンツと組み合わせた列車を運行するほか、季節ごとに地域の食を楽しめる工夫も行うとしています。イベント列車の運行予定などは、改めて告知されます。
ちなみにお座敷車両となった7000系は、元は東急電鉄で使われていた通勤形電車です。東横線や目蒲線(当時)、田園都市線などを走った同社の主力でした。劣化の少ないステンレス車体が評価され、1988(昭和63)年に弘南鉄道へ渡ったのでした。
【了】
コメント