標高日本一クラスのトンネル「乗鞍岳」に誕生へ 災害箇所の復旧“困難” 別ルート建設を判断

車道としては標高日本一の道路「乗鞍スカイライン」にトンネルを建設する方針が固まりました。災害箇所の復旧に際して別ルートへ付け替える抜本的な対策ですが、道路環境が厳しさを増していることの裏返しともいえます。

安房トンネルより高いところにトンネルを

 このため、被災箇所前後の脆弱区間を避け、山側に約600mのトンネルによる付け替えルートを構築していくことに。設計速度40km/hの2車線道路で、縦断勾配を8.5%とするそうです。

 高山土木事務所によると、トンネルの標高は低いところが1770m、高いところが1820mになるといいます。この標高は、近くを走るNEXCO中日本が管理する安房峠道路の「安房トンネル」(標高1373m)を上回り、国内で最も高い位置にあるとされる、栃木県と群馬県の境を貫く国道120号「金精トンネル」の標高1843mに匹敵する高さとなります。

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乗鞍スカイラインの崩落個所。2020年に崩落し復旧したのち、2022年にまた同じ箇所が崩れた(画像:岐阜県)。

 今後の復旧スケジュールについても示されています。2023年から24年にかけ、まずは崩落個所へ桟橋を渡して仮設道路を建設し、資材の運搬ルートを確保します。トンネル本体工事は2024年から2026年を予定するそう。ただ高山土木事務所によると、11月から4月の冬季は作業が難しいとのことなので、トンネルが開通し本復旧となるのは2027年度になる模様です。

【了】

【地図】標高日本一クラスのトンネルをつくる乗鞍スカイライン

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