なぜLCCは「ボーイング737」「エアバスA320」ばかり? 選ばれるのは超納得の理由アリ!

日本のLCCはどちらを? 2機種をめぐるあれこれ…実は近年例外も?

 日本国内線を運航する主要LCCは、2023年3月時点で以下の機種に統一しています。

・ジェットスター・ジャパン:エアバスA320・A321LR(A320の胴体延長タイプ)
・ピーチ・アビエーション:エアバスA320・A321LR
・スプリング・ジャパン:ボーイング737-800

 なお、ジェットスター・ジャパンとピーチ・アビエーションがA321LRを導入したのは2022年。A321LRは従来のA320でより航続距離の延長が図られ、中距離国際線へ参入できる能力を持ちながら、1便あたりの客席数も増やせる姉妹機となっています。

 一方737-800を使用するスプリング・ジャパンの場合、グループの本流である中国・春秋航空では、実はライバル機であるエアバスA320をメインで運用しています。ただ、整備士の手配上の理由で、スプリング・ジャパンではボーイング737シリーズを選定しているそうです。

Large 02
スプリング・ジャパンの飛行機(乗りものニュース編集部撮影)。

 ちなみにこれが国際線を主戦場とするLCCの場合は、この2機種以外を用いるケースもあります。

 たとえばJAL(日本航空)グループが展開する中長距離LCC系航空会社「ZIPAIR」ではボーイング787を使用。2023年度に就航を計画しているANA(全日空)グループの国際線LCC系航空会社「Air Japan」も787を使用する予定です。

【了】

【マジですか】まさかのフルフラット! 異質すぎるLCC「ZIPAIR」の客室

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。