新幹線OKの「JR東日本パス」再販はあるのか? 東北へと誘う奇跡の神きっぷ JRに聞くウラ側

JR東日本が発売した「鉄道開業150年記念ファイナル JR東日本パス」は、特急・新幹線も利用可能な“神きっぷ”として話題になりました。発売の裏側や再販の予定などをJR東日本に聞きました。

1回目が大好評となり、2回目も設定

 JR東日本が2022年秋から2023年春にかけて発売した「鉄道開業150年記念ファイナルJR東日本パス」(以下JR東日本パス)は、JR東日本管内と一部私鉄が3日間乗り放題となり、特急・新幹線も利用可能で大人ひとり2万2150円(税込)と格安だったことから、大きな関心を集めました。1回目が2022年10月に設定されたものの、大好評となり、2023年2月にも再度販売(利用期間は3月)されました。

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東北新幹線E5系。JR東日本パスは新幹線にも乗れた(画像:写真AC)。

 通常、東京から新青森駅まで新幹線を利用した場合は片道1万7870円かかります。JR東日本パスを利用すれば、その往復だけでも簡単に元が取れました。大盤振る舞いともいえる格安パスはなぜ登場したのか、JR東日本に聞きました。
 
「“22150円”という価格は、2022年度の鉄道開業150年にちなんでいます。小人用の発売価格は割引率を上げ、鉄道開業150年にちなんで“10150円”としました」(広報部)
 
 今回のパスはJR東日本としても利用促進にかなり力を入れていたようで、「駅などでのポスター、チラシ掲出、駅構内・車内での放送などを実施したほか、えきねっと会員へのDM配信やJR東日本公式Twitter等へ投稿、新聞広告掲載や各種媒体への動画広告なども実施しました」と話します。

 さらに、パスを利用する人へ向けグループ会社と連携した特典・サービスも手厚く実施。パスの提示で駅ビルやNewDaysでの割引を受けられたほか、秋田駅などでは、パスの保有者を対象に特製クリアファイルも配布されるなど、まさにグループ総力を挙げてパスの利用を盛り上げていたようです。

【過去に発売されたJR東日本「神きっぷ」の一覧】

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