都会の貨物線「新金線」旅客化の検討加速 車両3タイプ「3つのモデルケース」比較へ
必要車両数は6編成 全般検査と重要部検査は外部委託か
車両に関しては、普通鉄道車両およびLRT車両の両案で検討を進めていくとしています。
具体的には、JR相模線E131系のような4両編成、東急世田谷線300系車両のような連接2両編成、芳賀・宇都宮LRTのHU300系のような3車体連接車のいずれかを想定しています。軌道法を適用する場合、編成長は30mが上限となります。
必要車両は5編成に予備1編成を加えた合計6編成とする方針。車両の詳細を調べる全般検査と重要部検査に関しては、外部委託を視野に入れており、既設の線路を利用して車両を回送したり、台車などをトラックで輸送したりするとしています。
なお、いま新金線を走る貨物列車やJR東日本レール運搬車の運行は継続の方針。ただし国道6号の通称・新宿(にいじゅく)踏切(新宿新道踏切)の遮断時間を増加させないことを前提としています。整備にあたってネックとなる、この国道6号との交差部に関しては、新金線を高架化する案で検討が行われています。
【了】
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