埋められた旧道「ランド坂」 新道は原野のループ道路 よみうりランド周辺に一体何ができる?

新ルートのループのど真ん中に「球場」 しかも水族館つき!?

 2023年1月25日、読売新聞と読売巨人軍、よみうりランドの3社が、遊園地の隣接エリアに計画している「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)の詳細を発表しました。この東京ジャイアンツタウンこそが、ランド坂新ルートの区画整理事業地における将来の姿です。

 トンネルと区画整理事業地内の道路からなるループ線の真ん中には、ジャイアンツの練習に活用される「新GIANTS球場」が設けられます。これは国内初となる「水族館一体型の球場」だそう。レフトスタンドの後方に、よみうりランドが手がける水中回廊を備えた本格的な水族館が併設され、外野席からコンコースでつながるといいます。

 このほか、区画整理事業地には公園、スポーツ関連・飲食施設、駐車場、バスロータリーなどが設けられます。京王よみうりランド駅から新球場へのシャトルバスも運行予定です。

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埋められる前のランド坂。2021年9月(乗りものニュース編集部撮影)。

 また、閉館する「丘の湯」に代わる温泉施設も、よみうりランド北側に隣接するフラワーパーク(植物園)「HANA-BIYORI」の敷地内に新設される予定。「丘の湯」の跡地には、隣接する「丘の湯プラザ」内の中華レストラン「天安」が移転します。

 今後、2024年1月に「丘の湯」閉館、3月に「HANA-BIYORI」内の温泉施設開業、8月に「天安」移転開業、2023年3月に「新GIANTS球場」開業と、周辺は慌ただしく変化していく見込み。水族館もあわせた球場のグランドオープンは2026年度中の見通しだそうです。

【了】

【え、球場できるの!?】ランド坂の地図と将来像(画像で見る)

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