「ニーヨンロク」こと国道246号”3桁”のワケ 知名度バツグン 大幹線の風格あるけれど

渋谷や横浜、厚木などを通り、東京都心~沼津間を結ぶ国道246号は、終日を通して交通量が多く、ほとんどの区間で鉄道や高速道路も並行しているなど大幹線です。しかし番号は3桁。国道の”序列”を考えると、そこまで高くない位置づけなのはなぜでしょうか。

ライバルは東海道と第一京浜?

 当時、国道は一級と二級に区分されていました。かんたんにいえば一級の方が格上で、全国的な幹線道路網を構成する道路などが対象。一方の二級は人口10万人以上の都市間道路などでした。そして付番について、一級は1桁か2桁、二級は3桁とされました。

 大山街道は二級国道に指定されました。原則、指定された時点で北に位置するものから順に付番されていった中、246号となったわけです。なお指定から9年後の1965(昭和40)年、道路法改正に伴い一級・二級の区分が無くなり、一般国道246号として現在に至ります。

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川崎市高津区溝の口にある「大山街道踏切」。JR南武線を渡る。国道246号の旧道である大山街道は、交通量に対して道幅が狭い(2023年4月、大藤碩哉撮影)。

 ではもっと早くに一級国道に指定されていれば、今ごろ2桁や1桁だったかもしれません。ただそれを阻んだのは、国道246号の南側で並行する国道1号(東海道)や国道15号(第一京浜)の存在でしょう。先述の通り、ルーツの大山街道は東海道の脇往還という位置づけであり、大名や武士らが往来した東海道とは性格が異なります。

 また、同じく日本橋を起点に横浜駅至近までを結ぶ国道15号も、大正時代には交通量が増大し、道路拡幅や橋の改築を行っていたほどです。これらの国道と比較すると、国道246号は最近まで、重要度はそれほど高くなかったのです。

【了】

【え…】実は「旧246」という道(写真)

【特集】道路標識、ライン 教習所では習わない「交通ルール」特集

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