日本初配備 米軍「F-15E」戦闘爆撃機やってきた 東アジアに“睨み” 空自F-15Jとどう違う?
Youはどうやって沖縄に?
今回公開された機体はアメリカ東海岸、ノースカロライナ州シーモア・ジョンソン空軍基地に所在する第4戦闘航空団の所属機です。嘉手納基地へは6か月のローテーションで派遣されています。
日本への長距離フェリー・フライトの様子をパイロットに聞いたところ、シーモア・ジョンソン空軍基地からアイダホ州マウンテン・ホーム空軍基地、ハワイ州ヒッカム空軍基地、グアム島アンダーソン空軍基地を経由して沖縄までやってきたとのことです。洋上では2機のF-15Eと1機のKC-135空中給油機という組み合わせで、必要に応じて空中給油を行いながら飛んできたと答えてくれました。
嘉手納基地には長らく、制空戦闘機型のF-15C「イーグル」が配備されていたため、その派生型であるF-15Eを受け入れるのは問題がなかった模様です。実際、機体整備の態勢も整っているようで、特にエンジンを担当する整備士たちはF-15Eのものは細部にわずかな違いはあるものの、保守作業はおおむね同じであると話していました。
嘉手納基地ではシーモア・ジョンソン基地から派遣されているF-15Eに続き、マウンテン・ホーム基地所在のF-15Eも派遣されています。緊迫の度合いが増す台湾情勢含め、嘉手納基地のF-15Eが東アジア全体に睨みを効かせる状態は、当分のあいだ続くでしょう。
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Writer: 細谷泰正(航空評論家/元AOPA JAPAN理事)
航空評論家、各国の航空行政、航空機研究が専門。日本オーナーパイロット協会(AOPA-JAPAN)元理事
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