東急田園都市線「最後の踏切」はどこにあった? トンネル完成で廃止/旧道は分断 いざ現地へ

「踏切ゼロ」で知られる東急田園都市線ですが、かつてはいくつかあったようです。うち最後まで残ったのはどこで、現在はどうなっているのでしょうか。現地へ行ってみました。

踏切跡はいま…

 現在「田奈1号踏切」の痕跡は全く残っていません。ただし踏切があった場所は容易に特定できます。

 長津田駅付近の立体交差箇所は車道と歩道が別れており、歩道は車道トンネルよりもやや田奈駅寄りにある別のトンネルで線路をくぐります。線路の南側のトンネル出口付近が旧道にあたり、踏切があった箇所です。長津田駅南側から続く旧道は、ここで分断されています。

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現在はトンネルで線路を越える。写真はクルマ用で、歩行者や軽車両は通行禁止(2023年4月、大藤碩哉撮影)。

 往時の写真を見ると、線路の北側では田奈駅側から坂を上り切った付近に踏切がありました。この地形は現在も変わっていません。

 線路の南側の旧道は分断されていることもあり、クルマ通りは少ないものの、駅にかけては古い店舗も見られます。踏切のあった当時、商店街はさらににぎわっていたことでしょう。

【了】

【写真】踏切のあった当時の様子【地図】場所もチェック

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コメント

1件のコメント

  1. >> かつては複数の踏切があり

    どこに踏切があったのですか?

    田園都市線長津田開業時は、この踏切しか残っていないかと。

    長津田駅構内に乗務員用の構内踏切はありましたが、その事を指しているのでしょうか。