建機=黄色って誰が言った? 特撮っぽさ満載のナゾ車両を作ってしまった老舗メーカーの狙い

幕張メッセで開催された「建設・測量生産性向上展」で、未来感満載の無人ダンプが展示されていました。インパクト抜群の実車を披露したのは大型機械メーカーの諸岡。どういうコンセプトで製作したのか、話を聞きました。

将来は宇宙も活動範囲?

 動力は現状ディーゼルエンジンですが、将来的にはこのサイズの車両でも電動化するそうです。これは、排気ガスが出ないことによる環境負荷の低減だけでなく、これまで活動できなかった場所での運用も可能にするといいます。同社ブースで行われたプレゼンでは、この「MAVE 001」が宇宙の月面基地で活躍するコンセプトアートが映され、「先端技術により将来の稼働フィールドは劇的に拡大する」と解説されていました。

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諸岡の新型キャリアダンプ「MST200CR」。世界最大級の20t積クローラー式ダンプ(布留川 司撮影)。

 現時点で「MAVE 001」は、あくまでもインパクト重視のコンセプトモデルです。しかし、諸岡では前出したような各技術の開発を進めており、自動運転に関しては林野庁の「R4戦略的技術開発・実証事業」において林内での自動運転技術の開発実証を行っているとプレゼンで説明していました。これについては、2028年の製品化を目指しているそうで、電動化についてもより小型の電動化されたキャリアダンプのコンセプトモデルをCSPIで展示していました。

 建築現場といえば、これまでのイメージは「きつい・汚い・危険」、いわゆる3K仕事の代表格といえる場所でした。しかし、現在では建築機械や施工方法も進歩しており、少子高齢化や労働環境の改善といった動きが後押しする形で、大きな技術革新が今後も続くと予想される分野です。

 諸岡の「MAVE 001」はそんな未来の建築現場の姿を具現化した大型機械といえるのかもしれない、筆者は諸岡のブースを訪ねてみてそう感じました。

【了】

【あー確かに「ダンプ」!】謎のカクカク車の正体がわかる写真

Writer:

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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