3000台増やしても足りない「大型車マス」 夜の高速SA・PAにあふれるトラック “次の段階”も検討へ
限界があるよ、とのコメントも。
今年度は約600台増やす「大型車マス」それでも
NEXCO3社(東日本・中日本・西日本)は2023年6月7日(水)、休憩施設における今後の大型車駐車マスの拡充方針について発表しました。
2023年度は全国37か所のSA・PAにおいて大型車マスを拡充し、普通車マスは47台分の減となるものの、大型車マスは598台分を増やすということです。
SA・PAではかねて、深夜帯の大型車の混雑が顕在化しています。2018年度より、駐車場のレイアウト変更や、普通2台・大型1台の双方が利用できる兼用マスを増やすなどして、これまでに約3000台分の大型車マスを増やしてきたそうです。
それでも、平日夜間を中心に大型車マスの不足が見られるといいます。
東名の足柄SAでは2022年3月に大型車マスを83台分増やしたものの、拡充後には駐車台数が増加し、依然として混雑が発生しているといいます。うち8時間以上の駐車が6割を占めているという長時間駐車の多さを不足の要因のひとつとし、適正利用を呼びかけています。
NEXCO3社は今回、「休憩施設の敷地は限られており、駐車マスの増設やレイアウト変更による対策には限界があります」としています。そのため、今後は休憩施設以外の高速道路事業用地などを活用した大型車マスの増設も検討するということです。
【了】
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