設備は国内最多! デビュー前に特急「スペーシアX」を見てきた 座席の広さや座り心地は?

運行開始を前に開催された撮影会で、東武鉄道の新型特急車両N100系「スペーシアX」の車内を見てきました。その力の入りように、33年ぶりのフラッグシップ車両を感じずにはいられませんでした。

リクライニング角度以上に“傾く”と感じたワケ

「コックピットラウンジ」の座席には、1人掛けソファと2人掛けソファがあります。1人掛けソファは座席幅47~53cm(奥側が狭い)で、やや硬めのセッティング。席を立ちやすい硬さだと感じました。形状も自然と肘掛けに手が置けるので、ホテルのラウンジに置かれている座席を連想しました。

 2人掛け座席は、1人あたりの座席幅が55cmとゆったり。各ボックスにクッションも置かれており、肘掛け代わりにもできます。1人掛け座席よりやや柔らかく、布地の触感が心地よい座席でした。

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前面展望も楽しめる「コックピットラウンジ」(2023年6月24日、安藤昌季撮影)。

「スタンダードシート」は2+2列で、座席間隔が110.0cm、座席幅が45.7cm(中間肘掛けを跳ねあげた場合)。背面テーブル、肘掛内テーブルも大きいなど、機能性が高い座席です。座り心地は、これまでの鉄道車両に見られない「グリップ感ある座面」に感心しました。最大の15度まで最大にリクライニングした際にも、体が投げ出されることがありません。

 前作「スペーシア」の一般座席は、座席間隔110.0cm、座席幅46cm、リクライニング角度17度ですが、実際の着座感では「スタンダードシート」の方がリクライニングするように感じます。「スペーシア」にあったフットレストが「スタンダードシート」にはありませんが、座面設計の優秀さで、ほとんど気になりません。

「プレミアムシート」は1+2列で、座席間隔は120.0cm、座席幅は50cmと広め。バックシェルが備わるため、リクライニング時に気を使う必要がないのは嬉しいところです。

 バックシェルがあるため、リクライニング角度は16度と控えめですが、座面がしっかりとせり出すので、角度以上に傾くと感じます。座面も、スタンダードシートと同じく体が滑りにくい設計であり、フットレストやレッグレストが備わらないことは、個人的にはあまり気になりません。

 現代の座席が総じて固めのセッティングである中、「スタンダードシート」「プレミアムシート」とも、特急車両の中ではやや柔らかめの座席でした。

【普段は見られまい…】「スペーシアX」の運転席です

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