車両だけじゃない?「スペーシアX」のスゴさとは 駅や名門老舗ホテルまで進化 どう変わる

「スペーシアX」に関連する東武の施策は、単に「新しい特急車両を投入する」ことだけに留まらず、駅や沿線の施設にまで及びます。

日光金谷ホテルの別館が7月15日にリニューアル

 沿線では、日本最古のリゾートホテルとして知られ、創業150周年を迎えた「日光金谷ホテル」が、「スペーシアX」の運行初日である7月15日に別館をリニューアル開業します。この別館は1935年に竣工した歴史ある建物で、久米設計の創立者・久米権九郎が設計を担当し、木造3階建てとなっています。

 

 今回のリニューアルでは外壁を補修したほか、屋根は新しく銅で葺き、宿泊客が直接触れる家具や壁面、床を一新。エレベーターが新設されました。登録有形文化財に指定されていることもあり、限られたスペースでの難工事だったといいます。

 

 金谷ホテルのレストランでは、「百年ライスカレー」や、明治・昭和・平成のプリンを再現した「時のプリン」など、「スペーシアX」の特別メニューも作成。東武鉄道は、2016年に金谷ホテルを子会社化していますが、新型特急と合わせて沿線老舗ホテルも生まれ変わる形となります。「スペーシアX」と金谷ホテルには、伝統的な要素を現代的に進化させているという共通点があります。さらに、「スペーシアX」の1号車「コックピットラウンジ」の内装は金谷ホテルをモチーフとしており、切っても切れない縁があるのです。

 

 このほか、日光市内にあるミニチュアテーマパーク「東武ワールドスクウェア」でも、実物の製作資料を基に精巧に造られた「スペーシアX」の模型(25分の1スケール)の走行展示を7月15日から予定しています。

 

 新型特急の投入に留まらず、駅もリニューアルし、沿線施設と連携して地域活性化を目指す東武鉄道。7月15日は東武鉄道と沿線で新たな挑戦が始まる日となります。

【了】

【「スペーシアX」に合わせて改修!これが金谷ホテル別館です】

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