ジェット機でアイランドホッパー!「ミクロネシア経由ハワイ~グアム線」に乗る なぜ整備士が同乗?

日本から直行便が出ているグアムとハワイ。この2か所を起点に南太平洋の島々を結ぶ「アイランド・ホッパー」という航空路線も開設されています。日本人にはあまり馴染みない路線ですが、このたび体験してきました。

ブレーキ加熱が心配、なぜ?

 この便の特徴は4名の客室乗務員の他、パイロット4名と整備士1名が同乗していることでしょう。

 客室乗務員は、西行き東行きともに途中のマジュロで交代しますが、パイロットは4名全員がホノルルとグアムの全区間を同乗します。ボーイング737の操縦室は2人体制ですが、交代要員のパイロットは客室のビジネスクラス最前列に待機していて、途中のマジュロで交代します。

 整備士は、エコノミークラスの客室最前列に搭乗して、途中の経由地では毎回地上に降りてパイロットと一緒に機体の点検を行います。これは、ジェット旅客機にとって過酷な運航を離島で繰り返すために採られている措置です。

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ポンペイ空港周辺の風景(細谷泰正撮影)。

 アイランド・ホッパーの経由地の滑走路はジェット機の運航にはぎりぎりの長さのため、着陸と同時にエンジンの逆噴射とブレーキをフルに使用して機体を停止させる必要があります。そのため、ブレーキの過熱が懸念されます。

 その対策として経由地のどの空港でも消防車が待機しており、万一の際にはブレーキ部分に放水できるようスタンバイしています。ちなみに、経由地の滑走路はマジュロ空港が2400mで最も長く、ポンペイ空港とアメリカ軍基地でもあるクェゼリン空港が2000mです。

 その他の空港はおよそ1800mですが、滑走路の至近には海が迫っており、ゆえに滑走路の両端にあるオーバーラン部分が全くない空港もあります。そのような空港への着陸に際してパイロットは相当なプレッシャーを感じているに違いありません。離陸時も滑走路のほぼ全長を使っていたのが印象的でした。

【なんでクーラーボックス?】「アイランド・ホッパー」で見つけた面白風景 日本じゃ見られない激レア機も(写真)

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