自慢の設備が泣いている!?「ひかりレールスター」のいま 激レア化した「ひかり」運用に乗る

実際に乗ってみた

 前出の通りただ1本だけ残るのが、新下関発岡山行き「ひかり590号」。筆者(安藤昌季:乗りものライター)は2023年7月、このレア列車に乗車しました。新下関発は、早朝の6時11分です。

 3番のりばに停まる「ひかり590号」は「ひかり」なので、当然ながら8号車の普通個室も鎖錠されておらず、「個室」という正規表示で営業していました。

 しかし、残念ながら個室利用客はいません。1~2人では利用できず、例えば1人で使う場合には「3人分の乗車券と特急券(個室券)を購入」するしかないため、とてもハードルが高い設備になっています。「個室料金」を別途設定して、1人でも使える料金にしてほしいものです。

 なお、2023年7月時点では以下の「こだま」でも、個室の販売が行われています。

・新大阪9時32分発→博多13時51分着(こだま845号)
・博多13時54分発→新大阪18時25分着(こだま856号)
・博多14時54分発→新大阪19時25分着(こだま858号)
・博多15時54分発→新大阪20時25分着(こだま860号)

「こだま」でも3~4人でしか利用できないことは変わりません。なお個室は、「e5489」などのインターネット予約サービスや、みどりの券売機では購入できないため、みどりの窓口に行く必要があります。

 個室は3人以上で乗車すれば、普通車指定席と同一料金ですが、座席はリクライニングするソファタイプで座り心地がよく、先述の通り大型テーブルも備わり、一段上のグレードを感じさせます。

 列車は車内放送でも「ひかりレールスター、岡山行きです」と流れ、デッキの情報表示器でも「Rail Star」のロゴが流れます。早朝のため乗客は少なく、編成全体で40~50人ほどが乗車していました。

 厚狭駅を6時19分ごろに通過。これが「ひかり590号」唯一の通過駅で、ここを通過すると各駅停車なので、最高速度は最大でも260km/h程度と、スピードはさほどでもありません。

 新山口着6時26分。この駅からは、6時36分発東京行き「のぞみ2号」に乗り換えられ、新大阪着は8時28分、東京着は10時57分です。2023年のダイヤ改正前は、新下関発6時42分の「ひかり592号」で「のぞみ4号」に乗り継ぎ、新大阪着9時7分、東京着11時36分でしたから、改善されています。新下関から東京方面に向かうには便利です。

【え…】ほとんど運用されない「4人用普通個室」です

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