「ゴミ収集車」の正式名称とは? 意外と知らない本当の名前
塵芥車はゴミの圧縮形式で2タイプに分けられる
塵芥車は、使用する地方自治体や清掃会社によって細かい仕様の違いなどはあるものの、主に「回転式」と「プレス式」の2種類に分けられます。収集したゴミをどのように圧縮するかが違っています。
回転式は、作業員が投入口に入れたゴミを回転板が荷箱へかき込み、押し込み板で奥に詰めていく仕組みで、汚水の飛び散りや戻りを少なくできるため、家庭ゴミの収集に適しています。
一方、プレス式は投入口内にある圧縮板とスライド板を使ってゴミをギュッと圧縮したあと、荷箱へ詰める仕組みです。ゴミを圧縮するため、小さなゴミから粗大ゴミの収集まで幅広く対応できます。
なお塵芥車は、既存の車両を改造して使用しますが、ベース車には2~3トンクラスの小型トラックや、4トンクラス中型トラックが使われるようです。
今までの塵芥車は回転板の油圧をエンジンの力を使って制御していましたが、モーターで制御するハイブリッド駆動システムなどもあります。これは燃料節約、排ガス抑制のほか、地下収集所などの密閉空間での作業性や健康面といったメリットもうたわれています。
【了】
コメント