飛行機の方が早いよね? JR最長特急「にちりんシーガイア」なぜ存在 約6時間乗り通してみた

実際に乗ってみた

 筆者は「DXグリーン」を予約しました。2005(平成17)年に改造のうえ設置された設備で、元々6人用個室だった区画を、1+2列の大型リクライニングシートにしたため、非常にゆったりとしています。座席幅は54cm、リクライニング角度が144度もあり「寝られる」座席です。787系はグリーン席でもコンセントがありませんが、「DXグリーン」は1席に2か所あります。惜しむらくは、枕がないことでしょうか。

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DXグリーン(安藤昌季撮影)。

 ほかの席も、博多駅では自由席車両を中心に長蛇の列ができており、普通車指定席もほぼ満席でした。グリーン車は開放室に3人、グリーン個室に2人、DXグリーンに筆者です。

 長距離特急ですが、速達型の「ソニック」では2駅しか停車しない博多~小倉間で、「にちりんシーガイア」は6駅に停車します。豪華座席に座りつつ、快速列車のように頻繁に停車するのは、ギャップがあって楽しいです。

 8時34分、小倉駅着。ここで進行方向が変わります。普通車の様子を見に行くと、大量の下車があったようで、乗車率は6割ほどになっていました。車内を少々探検します。

 3号車は元ビュッフェ車で、ドーム型をした天井の飾りが優美です。座席間隔はここだけ120cmあり、ほかの普通車より20cm広いです。ビュッフェ時代の「セミコンパートメント」はそのまま。2+2列の向かい合わせ座席を半透明壁で仕切った簡易個室ですが、インテリアがよく、座席の座り心地も抜群。大型テーブルも出入りに難儀しません。

 扉を備えた多目的室もあります。鎖錠されておらず、誰でも利用可能。ロングシートが設置されカーテンも引けるので、体調が悪い人が横になったり、授乳したりするのにも便利そうです。

 4~6号車は開放形の客室で、2+2列のリクライニングシートが並びます。特筆すべきは「大型荷物置き場」があること。現在では当たり前になりつつある設備ですが、787系は20年以上、時代を先取りしているのです。

【え…】「元ビュッフェ車」という普通車です(写真)

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