ファン待望の「緑のANAのプロペラ機」5年ぶり復活! 超先進的な機内…「安全のしおり」まで凝ってる!

「エコボン」が姿を変えて帰ってきた!

JA461Aが担当

 ANA(全日空)が2023年10月23日から新たな特別塗装機「ANA Future Promise Prop」の運航を開始しました。この特別塗装機は、尾翼がANAのコーポレートカラーの青ではなく、2色の緑で塗られているという大胆なものとなっているほか、かつて同社が運航していた特別塗装機を想起するものとなっています。

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定期便に就航した「ANA Future Promise Prop」(画像:ANA)。

 ANAグループでは、2022年より緑の尾翼を持つ特別塗装機を運航しており、「ANA Future Promise Prop」はこのプロペラ機版といえるデザインとなっています。担当機は同グループのプロペラ機DHC8-Q400「JA461A」です。

 これらの特別デザインは「水と緑」をモチーフとしたデザインとなっており、ANAグループが持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指し立ち上げたプロジェクト「ANA Future Promise」の取り組みをアピールするためのものとのことです。

 なお、ANAグループでは2010年から2018年まで、同グループの環境への取り組みを示すため、尾翼に2色の緑色のカラーリングを施したDHC8-Q400特別塗装機「エコボン」を運航していました。こちらはプロジェクトやディテールこそ異なるものの、「ANA Future Promise Prop」にかなり近いデザインのものとなっています。

「ANA Future Promise Prop」では、機体の外装の一部(整流板)に、「サメ肌効果」により、空気抵抗を減らし、CO2排出量の削減が期待される“リブレット技術”を用いたフィルムが貼り付け。座席のヘッドレストカバーには、りんごで作ったジュースの搾りかすを原料とする「ヴィーガンレザー」を使用したものが採用。また、座席に設置されている「安全のしおり」は、ホタテ貝殻の再利用素材「カラスチック」で作られたものを搭載しています。

 ANAによると、塗装作業は那覇空港にある「MRO Japan」で行われ、伊丹空港に23日に到着。定期便初便は同日14時15分発の青森行きNH1853便で、74人の乗客が搭乗しています。

【了】

【写真】えっ…これが「緑のANAのプロペラ機」の全貌です

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