JAL新社長、初の「女性&CA出身」鳥取氏に どこに"強み"を持つ人物なのか? 旧JAS出身

「整備士社長」赤坂氏からのバトンタッチです。

2024年3月末をもって

 JAL(日本航空)の赤坂祐二社長は2024年1月17日に会見を開き、2024年3月末をもって代表取締役社長を退くと発表しました。新社長は、現専務である鳥取三津子氏が務めます。

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JALの新社長に就任する鳥取三津子氏(2024年1月17日、乗りものニュース編集部撮影)。

 赤坂現社長は4月以降、代表取締役会長に。現会長の植木義晴氏は、会長を退任し取締役となります。

 鳥取新社長は1985年に客室乗務員としてTDA(東亜国内航空。のちにJASとなり、2004年にJALと経営統合)。同社にとっては初めての女性社長となります。

 赤坂現社長は「鳥取氏は長年客室サービスや安全部門を経験して、サービス・安全両面に関する業務を担っていだきました。お客様視点を第一にしながらも、社員の力を最大限に引き出すリーダーだと確信しています」とコメント。

「これからの経営は、いろんな人達の力をいかに引き出せるか、にかかっているのではないかと思います。事業が多様化しているなかで、これからはチーム経営が重要だと思います。そういう意味では長年安全・サービスを担当していた鳥取さんはふさわしい人物だと考えています」(赤坂現社長)

 一方、鳥取新社長は「このような重責がふさわしいか大変悩みましたですが、これまで信頼できる仲間と困難を乗り越えてきた経験を信じて、引き受けようと決心しました」と話します。

「安全運航は引き続き揺るがぬ信念をもって、取り組んでいきたいです。また、JALは社会の役にたっている、献身的で、楽しそうな会社だなと思ってもらえるように取り組んでまいります。心から働きたくなる、そして一人ひとりの能力が発揮できる場となれば、必ずお客様に選ばれるエアライングループになると思います。あまり女性だからとは思っておらず、自分らしくやっていきたいです」(鳥取新社長)

【了】

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