これも「災害派遣」? 自衛隊はどこまで頼りにされるのか 広すぎる任務 時には心だって病む

前身の警察予備隊時代から数えて70年以上の歴史がある自衛隊の災害派遣。2024年の元日に発生した能登半島地震でも派遣され、さまざまな活動に従事しています。自衛隊は災害派遣によって国民の信頼を得るとともに、鍛えられたと言えそうです。

1日1件以上ある自衛隊の災害派遣 その内実は?

 単純に「災害派遣」といっても、その内容は様々です。統合幕僚監部が2023年7月28日付で発表した報道資料によると、2022年度の災害派遣件数は381件とのこと。過去10年で見ると多少の変動はあるものの、2013年の555件から、ゆるやかに減少しているといえるでしょう。

 災害派遣のなかで最も多いのが、離島などでの急患輸送です。2022年に実施された381件の災害派遣のうち317件、割合で言うと83%を占めています。高度な医療インフラの整わない島しょ地域にとって、自衛隊の能力が頼りにされていることがうかがえます。

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令和6年能登半島地震で被災した石川県の輪島港で給水支援に従事する多用途支援艦「ひうち」(画像:海上自衛隊)。

 これ以外に、別建てとして不発弾などの処理もあり、2022年度には陸上自衛隊で1372件、計約41.9tの「不発弾その他の火薬類」処理が実施されています。なお、このうち約3分の1を占めるのが沖縄県での処理分で、件数でいえば467件、量では約13.1tにもなります。

 一方、海中および海底における機雷などの爆発物処理は海上自衛隊が担当しており、2022年度に3779件、計約2.7tの「その他の爆発性危険物(魚雷、爆雷、爆弾、砲弾など)」処理が実施されています。

 過去にあった災害派遣で変わったものといえば、1960年代に地元猟友会や警察と協力し、人を襲ったヒグマに対処した害獣駆除が10件以上記録されています。

【災害派遣に戦車も!】バックミラーマシマシの災害派遣型74式戦車ほか(写真)

【ミリタリー】急げ、救え! 自衛隊「災害派遣」の現場にせまる!

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