銀ピカ三式戦闘機「飛燕」ついに完成! 奇跡の里帰り機 “原寸大模型” なぜ製作? 今後の予定も

茨城県で三式戦闘機「飛燕」の原寸大模型の完成お披露目が行われました。現地へ足を運び、関係者らに製作の経緯を聞いたところ、新たに開設される史料館で実機とともに展示されることが判明しました。

実機を里帰りさせたのに、なぜ新たな機体作った?

 当初、武社長は同機を復元し、貴重な産業遺産として歴史を後世に伝えようと考えますが、岡山在住の元工員や関係者らが「飛燕」を前にして感動する様子を見て、復元ではなくレプリカを製作することに計画を改めました。

この方針転換は、関係者が高齢化するなか、残された時間を考えてのことだそう。原寸大模型であれば、見学者が理解しやすいため、これとパプアニューギニアから里帰りした「飛燕」の実機を並べて展示することにしたのです。こうした強い想いが、日本立体の齊藤社長を動かして、この日の完成に至りました。

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「飛燕」の金属製原寸大模型を製作した、株式会社日本立体の齊藤社長(左)とオーナーである株式会社ドレミコレクションの武社長(右)。この2人がいて、ここまで素晴らしい原寸大模型が完成した(吉川和篤撮影)。

 なお、このお披露目会の翌日から2日間にわたって公開展示が同社工場で行われています。ここでは、ネットで申し込んだファンらが全国から集まり、ドレミコレクションのスタッフによる詳しい解説と相まって大いに賑わいを見せたとのこと。その後、機体は分解され、岡山県浅口市金光町に開館する資料館へと輸送されるそうです。

 5月の連休前には前出の実機とともに当資料館で展示される予定なので、今回見ることができなかったファンも、浅口市に足を運べば見学できます。新天地での新たな展示を楽しみに待ちましょう。

【了】

【コックピットも完全再現!】これが茨城生まれ「飛燕」のディテールです(写真)

Writer:

1964年、香川県生まれ。イタリアやドイツ、日本の兵器や戦史研究を行い、軍事雑誌や模型雑誌で連載を行う。イラストも描き、自著の表紙や挿絵も製作。著書に「九七式中戦車写真集」や「イタリアの中戦車・重戦車写真集 」、「イタリア軍写真集」など。

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