いよいよデビュー「新・山形新幹線」E8系 秋田E6系と似てる…?“ずんぐりむっくりアタマ”だけじゃない違い

四半世紀ぶりとなる山形新幹線向けの新型車両E8系。秋田新幹線用のE6系のカラーリング違いにも思えますが、実は大きな差があります。内外ともに変わっており、なかには快適性に直結する部分もありました。

コンセント位置を変えてトラブルも回避

 座席は、普通車が上から黄色から紅色のグラデーション、グリーン車が青緑色、床には最上川をイメージしたデザインが施されています。

 車内の印象もE6系に似ていますが、車内設備で目につく大きな変化が、コンセントが「肘掛けの付け根」にあるという点でしょう。既存の新幹線車両では前の座席の足元や壁下、あるいはJR東海のN700Sでは肘掛けの先端に付いていました。

Large 20240314 01
山形新幹線の新型E8系電車(乗りものニュース編集部撮影)。

 E8系でコンセント位置を変えたのは、これまでの場所だと、乗客がコードに足をひっかけるという課題があったからだとか。当初は肘掛けの下裏に設置する案もあったそうですが、万一の破損で感電するおそれがあると考え、付け根の位置に変更したそうです。

 

 ほかにも、最新のバリアフリー基準に対応して車いすスペースも当初から確保されています。

 また、目立たない部分ながら着雪防止として台車ヒーターを採用。一方、モーターを制御するVVVFインバーターは最新技術のSiC(炭化ケイ素)半導体ではなく、従来のIGBT素子が使われています。この点もE6系と同じにすることで設計・製造コストを抑えていますが、E6系で採用された、カーブ通過時に車体を横へ傾ける「車体傾斜装置」は採用されていません。

 山形新幹線の新形式車両としては、1999(平成11)年のE3系からじつに25年ぶりの登場となる、新型E8系。ちなみに、最高速度が引き上げられたことで、東京~山形・新庄間の所要時間が4分短くなるほか、「つばさ」と併結する東北新幹線「やまびこ」の車両がE2系からE5系に変更されます。

【了】

【鮮やか!】これが新型E8系の車内です(写真)

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  2. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. 東京のベッドタウンにできた「道の駅」ウワサ通りの大盛況! 海ないのに「海産物がうまい!」…それこそが人気の秘訣?
  5. 総武線と常磐線を結ぶ「新たな路線」が2030年代後半にも開通へ 最新のイメージが映像で公開! 事業化へ検討加速
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  3. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開
  4. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  5. 空母化進む「最大の護衛艦」がフェリーと並んだ! 大きさの違いが際立つショットを海自が公開