北陸新幹線「巨大な要塞駅」ついに本格稼働 当面の終着駅、実は開業直前に“ちょっと改良”していた!

関係者総出で「乗り換えシミュレーション」した結果

 JR西日本は当初、新幹線から在来線特急への乗り換え時間を約8分と見込んでいましたが、2024年1月に関係者で実施した乗り換えシミュレーションで、想定以上に乗り換え時間を要することが判明したため、新たな取り組みを実施しています。
 
 新幹線から在来線特急への乗り換えは、新幹線「つるぎ」から関西方面行きの「サンダーバード」、名古屋方面行きの「しらさぎ」に向かう乗客が同時に移動するケースがあり、動線が混雑する懸念がありました。
 
 シミュレーション結果を踏まえ、特急「しらさぎ」の停車位置は当初より米原方に移し、2階コンコースから1階在来線ホームへの動線を分散。案内サインも充実させています。また、コンコースには北陸地方の観光情報などを表示する大型3面LEDビジョンを設置し、「楽しんで乗り換えられる」取り組みも実施されています。

 特急「サンダーバード」と北陸新幹線の乗り換えは、北陸新幹線の敦賀~新大阪間が開業するまで続くことになります。

【了】

【画像】まさに要塞!これが北陸新幹線「敦賀駅」の構造です(開業前にちょっと改良)

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