“断絶4車線道路”つながる! 埼玉の国道407号「鶴ヶ島日高バイパス」が23日全通 杉並木渋滞区間を一気に迂回

国道407号の鶴ヶ島日高バイパスが全線開通します。

残り600mが開通

 国道407号の鶴ヶ島日高バイパスが、2024年3月23日14時に全線開通します。

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国道407号鶴ヶ島日高バイパスの整備済み区間。2021年8月撮影(画像:埼玉県)。

 鶴ヶ島日高バイパスは、埼玉県鶴ヶ島市の高倉天神交差点と日高市の高萩北杉並木交差点を南北に結ぶ道路です。現道の混雑緩和と圏央道の圏央鶴ヶ島ICへのアクセス強化を目的に、2009年度から県が整備を進めています。総事業費は約69億円です。

 延長2.8kmのうち、2021年に南側の2.2kmが開通。今回は高倉天神交差点までの残り0.6km(鶴ヶ島工区)が開通します。

 国道407号の現道は日光街道の道筋を受け継いでおり、長い直線の両側に杉並木が続く景観が特徴です。しかし、道の拡幅や歩道整備が進んでおらず、渋滞に加え歩行者の安全確保が課題となっていました。

 今回全通するバイパスは、この杉並木区間を迂回するように幅25m・4車線、両側歩道付きの走りやすい道路として整備されます。

 県の資料によると、高倉天神~高萩北杉並木交差点間の所要時間は、現道の杉並木経由で10分ですが、バイパス経由だと4分に短縮される見込みです。

【了】

【地図】国道407号「鶴ヶ島日高バイパス」の開通ルート

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