“新型”でも見た目ほぼ同じ! 海自の哨戒ヘリどう変わった?「プレステからプレステ5」級の進化!?

8年の開発期間を費やした海上自衛隊の哨戒ヘリコプターSH-60L。前代であるSH-60Kの能力向上型という位置づけですが、その外観はほとんど同じです。何が変わったのか、報道公開でその中身を見てきました。

KとL 機内の様子はこんなに違う!

 なお機内の様子はKとLでは大分違います。Kは操縦席がグラスコクピット化されていますが、ディスプレイは6個並び、機長と副操縦士では別々の計器となっています。Lではディスプレイが統合されて4個になり、機長と副操縦士は同じ計器でデュアル・コクピット化を実現しました。またディスプレイはカラー画面で大きくなり、スマホのようにタッチパネル方式で直感的に操作できるようになりました。

 機上電子員が扱う制御盤の多機能ディスプレイも、同じようにタッチパネル方式となり操作性が向上。通信容量も拡大され、データリンクのパフォーマンスにも優れ、ほとんどストレスはないようです。

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SH-60Lの機上電子員コントロールパネル。ディスプレイはカラーで、大きなタッチパネル方式で操作しやすい(月刊PANZER編集部撮影)。

 ソマリア沖への海賊対策部隊派遣の経験から、SH-60Kには飛行性能の向上という課題が持ち上がりました。高温環境下では空気密度が下がり、飛行性能は低下します。筆者(月刊PANZER編集部)は趣味でラジコン固定翼機を飛ばすのですが、真夏は飛ばしにくく空気が「重い」のをはっきり実感します。

 Lではこの「重い」空気を克服するためパワーアップの必要があったのですが、エンジンはKと同じままでした。その代わりトランスミッションやギアボックスを改良強化して馬力制限を緩和しました。ヘリコプターの飛行性能は単にエンジン馬力だけでなく、ギアボックスやローターなどトータルバランスが重要で、Lではエンジン能力を最大化できるようにしたのです。

機内は全然違う! SH-60Lを前代「K」と比較(写真)

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