バイクの「ストリートファイター」人気爆発するか!? ネイキッドと何が違う? ちょっと“尖った”魅力とは

ストファイ発祥はどこ?

 スズキのストファイといえば、GSX-SシリーズのS1000や8S、新型KATANAなどが挙げられます。バイク好きの筆者は、大のスズキファンでGSX-8Sを所有しているのですが、このモデルが持つクセのある独特なデザインが、スズキらしいと気に入っています。

 ちなみに、アフターパーツメーカーであるヨシムラのブースには、カスタムされた8Sが展示してあり、こちらも多くの来場者の注目を集めていました。

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ワイズギアのオプションが取り付けられた「The Dark side of Japan」スタイルのMT-09(石津祐介撮影)。

 そもそもストファイ文化はイギリス発祥とも言われており、他国メーカーもこのモデルを揃えています。イタリアのドゥカティは、その名もズバリの「ストリートファイターV4 S」、イギリスのトライアンフは「ストリートトリプルRS」など、ストファイの定番と言えるモデルを今回の東京モーターサイクルショーでも展示していました。日本でもファンの多いオーストリアのKTMは、デュークシリーズのフラッグシップモデル「1390スーパーデュークR EVO」を展示し、存在感を放っていました。

 前出したようにバーハンドルのため、ライディングポジションも楽で、自然体で跨れます。一方で、普通のネイキッドモデルと比べると、ストファイならではといえる尖ったデザインは魅力的で、筆者としてはネイキッドよりもスポーティーで、レーサーレプリカよりも気楽に乗れるちょうど良いモデルだと、ストファイを捉えています。

 まだ、しばらくのあいだは各社のニューモデルから目が離せそうにありません。

【了】

【マフラーが、ない!?】これが今後、流行るかもしれない「ストファイ」です(写真)

Writer: 石津祐介(ライター/写真家)

専門誌を中心に、航空機の取材、撮影を行うライター、写真家。国内外を問わず世界各地の空港やエアショーなど取材。航空機以外にも野鳥、アウトドア、旅行など幅広いジャンルの取材を行っている。

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