軽トラが “戦車” を追い越すのが日常!? 九州の公道「戦車道」がド迫力だった! 全国ここだけの奇景とは?

一般車に交ざって自衛隊車両が道路を走ることはままありますが、戦車が走るとなると珍しいもの。ところが、日常的に行われている場所が、国内に数か所あります。そのひとつを実際に訪れてみました。

散水車が水を撒いたら、それが合図

 この玖珠の戦車道は、正式には「大分県道679号 川上玖珠線」という公道で、生活道路を兼ねています。ただ、戦車の通行を想定した区間はアスファルトではなくコンクリート舗装で、相応の強度を高めた作りになっています。

 戦車道の途中には道の駅「童話の里・くす」に面した区間もあるため、そこにクルマを停め、戦車が来るのを待ちます。なお、前出したように、あらかじめ町の公式WEBサイトに走行情報が掲示されるので、親子連れを始めとして戦車を見ようと多くのギャラリーが、まさに「出待ち」をしていました。

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戦車が走る前にあらかじめ水を撒く散水車(乗りものニュース編集部撮影)。

 戦車が来る前には砂ぼこりが舞わないよう、散水車が事前に水を撒きます。水が乾いてしまっては意味ないので、このクルマが姿を見せることが、言うなれば予告になります。

 散水車が行ってから約10分後、独特のエンジン音が聞こえてきました。それからほどなくして戦車が姿を現します。九州の戦車は最新の10式戦車で統一されているため、この日走ってきたのも10式戦車でした。

 10式戦車の乗員は操縦手、砲手、車長の3名。全員がハッチから顔を出し、さらに砲塔に乗る砲手と車長は上半身を晒して、死角となる車体後部まで含め周囲の状況を注視していました。

 

 戦車は安全第一でゆっくり進んでいきます。正確な速度はわかりませんが、一説によると10km/h程度とのこと。そのため、一般車が後ろに迫ると戦車は停車し、先に行かせて周囲がクリアになったら走行を再開する、といったことを繰り返していました。

 とはいえ、地元住民の方も、戦車を追い越すのは手慣れたもので、まるで原付か農業用トラクターでもやり過ごすかのように、走っていました。

【軽トラが戦車を煽ってる!?】山中の戦車道を車列組んで走る10式戦車たち(写真で見る)

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