軽トラが “戦車” を追い越すのが日常!? 九州の公道「戦車道」がド迫力だった! 全国ここだけの奇景とは?

一般車に交ざって自衛隊車両が道路を走ることはままありますが、戦車が走るとなると珍しいもの。ところが、日常的に行われている場所が、国内に数か所あります。そのひとつを実際に訪れてみました。

北海道の戦車道とはチョット違う風景

 なお、戦車をよく見ると、車体前方左右にはバックミラーを取り付け、履帯にはゴムパッドを装着、主砲の先端にはカバーをかけています。

 加えて、最後尾にはロードスイーパーが付いて、戦車が落とした砂や走るにあたって出てしまうゴムパッドのかけらなどを回収・清掃しつつ走っていました。

 玖珠駐屯地から日出生台演習場の入り口までは、8km強の道のりです。10式戦車だけでなく、11式装軌車回収車(いわゆる戦車回収車)や大型トラックなどからなる濃緑色の車列はゆっくりゆっくりと進んでいました。

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道の駅の前には、戦車を「出待ち」するギャラリーがたくさん(乗りものニュース編集部撮影)。

 ひとしきり撮影をしたあとで、道の駅にいた地元住民にハナシを聞いたところ、なんと10年ほど前には映画『シン・ゴジラ』のスタッフも見学に訪れていたとのこと。当時は、制作中だったため、「巨大怪獣映画の制作」と言われ「ゴジラ」だというのは伏せられていたそうですが、それとなく教えてくれたそうで、「市街地を戦車が走るというのはどんな感じなのか」というのを探るべく来ていたそうです。

 冒頭に記したように、戦車が一般道を走る様子を見られるのは北海道と九州だけ。さらに、玖珠町の戦車道は道の駅や高速道路の高架下、民家の軒先、神社の鳥居前と、比較的街中を横切っているのが特徴と言えるでしょう。

 

 道も北海道千歳市の戦車道、いわゆる「C経路」のように幅の広いものではなく、場所によっては歩道のないところもあるほどです。そのため、気を付ける必要がありますが、そのぶん迫力あるシーンを間近で見ることが可能です。ひょっとしたら『シン・ゴジラ』製作チームもそういったことを考慮して足を運んだのかもしれません。

 

 なかなか見られない、街中を戦車が走り抜ける様子。なお、戦車道には桜並木のところもあったことから、タイミングが合えば満開の桜と戦車という、日本ならではのシチュエーションも見られそうでした。

【了】

【軽トラが戦車を煽ってる!?】山中の戦車道を車列組んで走る10式戦車たち(写真で見る)

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