ほぼ取れない! 寝台特急「サンライズ」の「サンライズツイン」測って納得、超人気のワケ
日本唯一の定期寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」。人気設備は発売開始と同時に売り切れます。特に2人用個室「サンライズツイン」は人気が高いですが、なぜなのか、また設備の特色はどんなものなのか、乗車して確かめてみました。
「みどりの窓口」で発券してもらわないとほぼ取れない
1人用個室寝台を中心とした設備が多い寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」。そのうち、2人で利用できる個室寝台として非常に人気があるのが、2人用B寝台個室「サンライズツイン」と、1~2人用B個室寝台「シングルツイン」です。
「シングルツイン」は1人用ですが、追加料金を支払って補助寝台を展開すると2人でも使えます。2人で使った場合の寝台料金は「サンライズツイン」が1万5400円、「シングルツイン」は1万5100円とほぼ同じです。
筆者(安藤昌季:乗りものライター)は2024年3月の平日、下り「サンライズ瀬戸」の「サンライズツイン」を利用しました。「瀬戸」「出雲」それぞれに4室ずつと設定が少ないため、1か月前の10時の発売と同時に「みどりの窓口」で発券してもらわないと、ほぼ予約ができない超人気設備です。
それゆえそもそも席は選べませんが、座席鉄として「予約できたら嬉しい席」は、東京発が2・4番個室、高松・出雲市発が1・3番個室です。理由は進行方向を向いて壁にもたれかかり、寝台に足を伸ばした際に、寝台の広いところを背中側にでき景色を見やすいからです。
乗り心地がよいのは車両中央部の2・3番個室で、今回予約したのは3番。3番は喫煙室ですが、4番の乗客がタバコを吸わなかったので、快適に過ごせました。以前4番を利用した時は、3番の乗客がタバコを吸っており煙が少し入ってきました。
1・2番は禁煙室なのですが、予約時に「みどりの窓口」で禁煙室を指定しようとすると、駅係員から「禁煙指定をすると、ほとんど取れなくなりますが、よろしいですか」と尋ねられたほどの人気。実際、筆者が禁煙室を予約できたのは1度だけです。
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