ほぼ取れない! 寝台特急「サンライズ」の「サンライズツイン」測って納得、超人気のワケ

日本唯一の定期寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」。人気設備は発売開始と同時に売り切れます。特に2人用個室「サンライズツイン」は人気が高いですが、なぜなのか、また設備の特色はどんなものなのか、乗車して確かめてみました。

乗車率はどのくらい?

 床には横幅24.8cm、縦幅12.7cm、箱の深さ22cmのゴミ箱も。縦27cm、横12cmのスリッパも2つあります。寝具は枕、毛布、浴衣、シーツがサービスされます。枕は横幅47cm、縦幅20cm、高さ10cmです。

 側窓は幅118cm、高さ74cmでした。階下なので視点は低いですが、景色はそれなりに見えます。「瀬戸」の場合、瀬戸大橋では海も見えますが、大半の区間は防音壁で視界が遮断されるので、ここは2階の「シングルデラックス」「シングル」に軍配があがります。

「サンライズツイン」はとにかく広い点が長所です。また階下のため、振動も小さめ。B寝台なので、始発駅から乗車して並ばないとシャワーカードを購入できないのは難点ですが、スペースとしてはA寝台に近いものがあり、床も含めて荷物を持ち込めるのもよいでしょう。

 また、2人が寝ながら話せるのも大きな魅力です。同じく2人用で使える「シングルツイン」は2段寝台のため、構造的に寝ながら2人が会話するのは難しいです。

Large 20240427 01
瀬戸大橋で一応、海も見られる(安藤昌季撮影)。

 さて列車全体の利用状況はどのくらいだったでしょうか。「瀬戸」「出雲」ともインターネットでは全設備満席でしたが、車内を確認すると実際は「瀬戸」に「シングル」1室、「ソロ」1室、「ノビノビ座席」1席の空席がありました。乗車率は98%です。一方の「出雲」は「ノビノビ座席」が2席空席で、乗車率は99%でした。

 春休み中とはいえ、「サンライズ瀬戸・出雲」の人気は大きなものと実感します。この日は上下満員でしたので、最大632名の異なる乗客が利用していることになるわけです。遅延しやすいので、ビジネス利用が少ないともいわれるこの列車が、毎日運転にも関わらず高い乗車率を維持するのは、「この列車のファンであるリピーター」が、少なからず存在するのだろうと感じました。

【了】

広い! まず取れない「サンライズツイン」です(写真)

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開
  2. 「USB挿しっぱ」でクルマが“故障”する? 三菱公式の投稿にSNS騒然 「一体ナゼ?」「これマジで起きるよ」
  3. 「断固たる措置を講じる」首都高公式ブチギレ! 「公平性を著しく損なう」非常識ドライバーに“鉄槌”…一体何が?
  4. 神奈川県警の“バイクは自転車レーン走るな”投稿にツッコミ殺到! 「自転車にも車にもバイクにも迷惑です」…何が問題に?
  5. 海自潜水艦 アメリカ海軍の“歴戦の揚陸艦”を標的に魚雷発射! 実弾演習で巨大な水柱があがる瞬間を公開
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 航行中の護衛艦「かが」の周辺に「巨大な海洋生物」が出現! 艦艇勤務ならではの光景を海自公式が公開