ロシアが異例の“トラックから発進”するドローン対策ネットを設置 突入するドローンではない理由の背景に大損害を与えた奇襲作戦

ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は2026年6月9日、ロシアのトラック駐車場に特殊なドローン対策ネットが設置されている画像を公開しました。

プーチン宅近くで確認!? トラックがあるところは安心できない?

 ウクライナ政府の公式サイト「ユナイテッド24」は2026年6月9日、ロシアのトラック駐車場に特殊なドローン対策ネットが設置されている画像を公開しました。

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クモの巣作戦でターゲットにされたロシア軍機(画像:ウクライナ国防省)

 同サイトによると、このネットは、ウラジーミル・プーチン大統領の主要な私邸・公式別荘の一つであるヴァルダイ邸近くのトラック駐車場に設置されているとのことです。ただし、このドローン対策ネットは、トラックを攻撃してくるドローンを防ぐためのものではなく、“トラックから発進する”ドローンを阻止するためのものである可能性が高いようです。

 ユナイテッド24は公式SNSで、「アナリストらは、これはウクライナの『クモの巣作戦』の再発を防ぐことを目的としているとみている」と説明しています。

 クモの巣作戦とは、2025年6月1日に実施された、ロシア本土のオレーニャ空軍基地、イヴァノヴォ空軍基地、ディアギレボ空軍基地、ベラヤ空軍基地を標的としたドローン攻撃作戦です。

 この作戦では、一般のトラックに偽装したコンテナから自爆ドローンを飛行場近くで発進させ、防空網を回避しながら、Tu-95やTu-22Mといった爆撃機のほか、A-50やAn-12など、駐機中の航空機41機に損傷を与えました。

 作戦を主導したウクライナ保安庁(SBU)は詳細を明らかにしていませんが、自爆ドローンを搭載したトラックはロシア国内で調達された可能性が高いと報じられています。そのため、ロシア国内で運用されているトラックであっても油断はできません。こうした脅威への備えとして、このようなネットが設置されているとみられます。

これが、ウクライナがロシアの飛行場を奇襲攻撃した「クモの巣作戦」です

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