戦闘機から人型に変形、意味ある?『マクロス』のバルキリーは実在したら使えるのか “手足だけ出す”モードも実は恐ろしい?

人型兵器は実用性に乏しいという意見がSF考察でよく見られます。ただ、アニメ『超時空要塞マクロス』に出てくる可変戦闘機「バルキリー」は、人型になれる方がメリットあるとか。実在したら活躍できるのでしょうか。

オーバーテクノロジーの賜物「熱核反応エンジン」

 改めて『マクロス』のストーリーをひも解いてみると、1999年(!)に地球外生命体が造った恒星間宇宙船が地球上に墜落することが端緒です。

 いわゆる「オーバーテクノロジー」(劇中ではOTM:オーバーテクノロジーオブマクロスと呼称)に触れた地球人は、同船を修復・改修し、2009年に宇宙戦艦「マクロス」として再就役させます。そして、その直後に「マクロス」を追ってきた異星人「ゼントラーディ人」と接触・交戦するという内容のため、現実世界よりやや昔の時代を舞台としています。

 この世界では現実とは異なり、「マクロス」の解析で得られた異星人の科学技術が導入されています。特にバルキリーの動力源である「熱核反応タービンエンジン」は、とてつもない性能を備えています。

 このエンジンは大気圏内では「空気」、宇宙では「水素」を圧縮し、反応炉の熱エネルギーでこれらを加熱・膨張させることで、高温プラズマ波を噴射して推力を得るというものです。

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2008年製という設定の可変兵器ですが、やっぱりヤバい性能としか。(イラストレーター:ハムシマ)。

 この「熱核反応タービンエンジン」は燃料消費が極めて少ないため、胴体内の燃料スペースを大幅に小さくさせることが可能。その結果、空いたスペースに可変機構を組み込むことができるようになったことで、「バルキリー」は前出したような変形が可能になったとされています。

 さらに飛行の必要がない、人型形態バトロイド時には、装甲に電気エネルギーを流すことで分子結合を強化する「エネルギー転換装甲」により、陸上兵器としての防御力も備えていると設定されています。

 それでは、このような特徴を有した2008年製という設定の「VF-1バルキリー」が実在したら、役に立つのか見てみましょう。一般的には、人型兵器は戦車より発見されやすく、被弾率が高いうえに火力が弱く、航空機よりも移動力がないので、実用化できる化学力があっても使い物にならない――こうSNSなどでは言われています。「バルキリー」はどうでしょうか。

【えっ!? 実在したの】これがアメリカ空軍向けの超音速機「バルキリー」です(写真)

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