ついに所要16時間半! 年々延びる臨時「サンライズ出雲」に乗ってみた どうりで時間がかかるワケだ!

ほぼ各駅停車と化す「サンライズ」

 14時47分に松江駅を出ると、56分、揖屋駅に運転停車。59分、普通列車が入線すると同時に出発しました。続けて隣の荒島駅に運転停車で15時4分着。上り特急「スーパーおき5号」と列車交換し、9分に出発しました。荒島駅を出発すると足立美術館の案内放送が流れ、15時13分に安来駅に到着。ここは15分には出発です。

 次の米子駅にも停車するので、実に4駅連続。さながら「各駅停車サンライズ」です。JR米子訓練センターや扇形機関庫を見つつ、15時23分に米子駅着。境港線の「鬼太郎列車」を見送ります。25分に発車すると米子県営球場を見つつ、日野川の橋梁を越えました。

 当日は雲がかかっていましたが、伯備線に入ると車窓に大山が現れます。野本川や日野川が並行して流れ、江尾駅付近ではこいのぼりの飾られた橋が見えました。

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根雨駅で運転停車(2024年5月、安藤昌季撮影)。

 15時52分、根雨駅に運転停車。58分に新型273系特急「やくも22号」に抜かれ、16時4分に381系特急「やくも15号」とも列車交換しました。発車は16時10分。以後も次の通り、小刻みな運転停車が続きます。

・16時18分:黒坂駅(普通列車と交換)→22分に発車
・16時40分:上石見駅(381系「やくも17号」と列車交換)→45分に発車
・16時54分:足立駅(普通列車と交換)→56分に発車

 17時8分、新見駅に到着。8分間の停車中にはホームに降りる乗客も見られ、筆者も2番線に移動し編成写真を撮りました。15分に381系「やくも19号」と列車交換後、16分に発車しました。

 すでに出発から3時間以上が経過していますが、実はここ新見駅から岡山駅までが「特に遅い」区間です。「92号」で2時間5分かかります。表定速度にすると38.5km/h。普通列車でさえ1時間30分で走破するので、「各駅停車より遅い特急」というわけです。

【これは納得…】臨時サンライズが長時間になるワケ(現場写真)

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