ロシア戦車 爆発で砲塔が“路面にめり込んだ”衝撃映像が公開される「ビックリ箱状態」で吹き飛んだ?
文字通りめり込んだ砲塔。
爆発で高く吹き飛んだ砲塔か?
ウクライナ政府が運営する「ユナイテッド24」の公式YouTubeは2024年5月16日、ロシア戦車の砲塔が吹き飛び、路面にめり込んでいる映像を公開しました。
映像ではT-72かT-90と思われる車両がコンクリートかアスファルト製と思われる路面にめり込んでおり、「ロシア戦車はウクライナの砲撃に身を隠すことにした」とコメントを添えています。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まった、2022年2月には、歩兵携行型の対戦車ミサイル「ジャベリン」や自爆ドローンのトップアタックにより、砲塔部分が吹き飛んだ映像が多数公開されましたが、ここまで路面にめり込んだ様子は珍しい映像で、数十トンはある砲塔が高く飛びあがり地面に衝突すると、どれだけの衝撃があるのかがうかがえます。
なお、ロシア戦車の砲塔が吹き飛ぶ様子を「ビックリ箱」とも呼びますが、こうした状態になってしまうのを、T-72やT-90の弾薬が円形に配置されている「自動装填装置」が脆弱であるからという指摘がされることもあります。
しかし、実際は砲弾など誘爆の危険性がある弾薬は砲塔下部、車体全体でいうとシャーシに守られている車体底部に位置する場所に置かれており、誘爆などの危険性を考慮した車両にはなっています。そのため、ウクライナ軍の巧妙な待ち伏せによるトップアタックが功を奏したという見方もあります。
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